髪結橋のロビン・グッドフェロー

MAM/コンカリセレクション提携公演
ミュージカル
『髪結橋のロビン・グッドフェロー』
日時:2017/12/16(土) 16:30開場/17:00開演(千穐楽
場所:生活支援型文化施設コンカリーニョ
料金:2000円+KIDOSEN

脚本・演出:増澤ノゾム
出演:溝渕俊介、小出あつき、松村沙瑛子(サクリファイス)、小林なるみ(劇団回帰線)、長尾愛、佐藤剛(intro)、洗史(演劇企画『円端』)、田中温子(NEXTAGE)、佐伯春彦、遠藤洋平、追林留梨子、星健太、渡辺宏樹、有田哲(クラアク芸術堂)、渡辺克己、畑山洋子(劇団清水企画)、のしろゆう子(intro)、松橋勝巳、増澤ノゾム


 久々のミュージカル観劇。時には生ピアノの伴奏で、出演者が歌いまくる。ユニゾンやハモリを駆使した歌唱は素晴らしかった。シェイクスピアの「夏の夜の夢」を下敷きに、商店街の危機を乗り切る切り札としてこれを上演する商店街の人々の奮闘を描いた物語。
 商店街の人々も当然ながらそれぞれの事情を抱えているが、それにも対応しながらみんなで一つの芝居を作り上げようとしていく。
 全体を見た印象は、これは面白いとか面白くないとかということを超越した、人間のエネルギーを感じさせる物語だと思った。かえるさんの立ち位置が最後までちょいと判らなかったが、妖精の正体も最後には明らかになったし、迫力と感動に満ちた物語だったと思う。
 MAMとしては初めてのDVD化するそうだが、舞台の迫力はやっぱり生でないと伝わらないのではないかと思う。