泰葉ふたたび

ネットをさまよっていたら、以下の記事を見つけた。
http://news.cocolog-nifty.com/cs/catalog/cocolog-news_article/catalog_entame-200811042158_1.htm

なかなか扇情的なタイトルだが、そこで紹介されている
ラサール石井の鉄板少年らさある - livedoor Blog(ブログ)を読んで、残念ながらラサール石井さんも、泰葉の心情を捕らえ損なっているのではないかと思い。泰葉の記者会見を見た際の、私が受けた印象について再度書いておこうと思う。


泰葉はおそらく家族も含めて他人とのコミュニケーションが基本的にあまり上手な人ではないのだろう。あれこれと、他人の心情を思い図りながら、そういった人々と接触してきたのだと考える。
他人とコミュニケーションを取る上で一番基本となるのは、会話をすることである。会話をせずに他人の心を推量しても、結局相手の心情と合わない行動を取ってしまい、結果として相手のことを思いやれない人間だという烙印を押されてしまう。旦那と別れたことの根本的な原因は、このコミュニケーション不足にあると思う。お互いに自分の考えていることをしゃべり、相手の思うことを聞き出してから、行動に移せば、こんな結果にはならなかったのではないかと推察する。


そんな泰葉が、自分の考えていることを、大勢の人が見ている記者会見という場で発表するということには、大変な勇気が必要だったと思う。単に自分のいいたいことを伝えるだけではなく、質問があればそれにある程度は答えなければならないのだから。


私が思うには、泰葉はうつ状態から、軽い躁状態に変わったのだと思う。状態が変わった原因は不明だが、精神科にでも通って、いい薬を処方されたのかもしれない。あるいは、過去の自分の言動を親・兄弟などと話しあった結果、もっと積極的に自分の考えを表明した方が良いと判断したのかもしれない。


いづれにせよ、泰葉は自分をさらけ出すことにより、相手とのコミュニケーションを図るという道に大きな一歩を踏み出した。この後は、泰葉の相手となる人が、同じように一歩踏み出し、泰葉に自分の考えていることを伝える番であろう。私は、ラサール石井さんがブログに書いたように、泰葉がわがままだとは思わない。むしろようやっとその境地に立ったからこそ、自分を積極的にさらけ出してみたのだと思う。

周囲の人間は今までのギャップに戸惑うかもしれないが、注意すべき点は本人に注意しながらでもいいから、泰葉に対して少しだけ心を開いた状態で接するべきだと思う。そうすることによって、お互いに新しい発見があり、あぁこういう人だったんだということに気づいて相互理解が深まると思う。


泰葉、あまり無理をしない程度に適度に頑張れ。私はこころの底より貴女のことを応援させてもらいます。